梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

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ハッキリ言って好きな言葉じゃない

 僕は最近よく耳にする「win-winの関係」という言葉があまり好きじゃありません。

 流行りなんでしょうか。

 お互いにウィンウィンで、なんてよく言っていますね。

 どうもなにか、便宜を図ってとか、都合良くコトを運びましょうという印象がしてなりません。

 あなたにイイ思いさせますから、こちらにもウマミをくださいね、と言っているように僕には聞こえます。

 この反対の「双方に不利益だから」ということは、言うことがあります。

 たとえば仕事で「この契約内容だと十分な仕事ができませんので、お互いにとって有意義ではありません。やめにしましょう」という話をすることは少なくありません。

 それで断る仕事もあります。

 むしろ当然です、両者に不満があることをする理由はありませんから。

 これは要するにwin-winなのではないのでしょうか。

 

 僕にとってはwin-winというのはカッコつけて言うほどのことでもなくて、当たり前のことです。

 いや世の中でそれは、至極当然のことだと思います。

 だって「フェア(fair)」という話ですよね。

 特別でしょうか、人間関係の基本ではないですか?

 両者ともに不幸であったり、片一方だけに利用される、それはやめにしようということであって、あえてwin-winなんてプラスを協調する必要があるんでしょうかね。

 どうも違和感があります。

 馴染めないんですよネェ。。。苦笑

 

 だったら悪だくみをするのも、win-winで良いんでしょうか。

 当事者たちがおいしい思いさえできれば、その陰で周囲が不幸な目にあってもいいのか?

 そんなことをイメージしてしまう言葉です、僕には。

 人生は正々堂々、公正に生きる、謙虚になる、つまりそういうことではないのでしょうか。

 わざわざ妙な言い方する必要はありません。

 欲に溺れず、多くを望まず、敬意と誠意をもって生きること、それが日本人の本分と心得ます。