梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

運動の専門家が子どもたちの成長をスポーツ*子育て*教育など、あらゆる視点から応援します

新チームへ代替わりしたときには必ず地獄が待っている、それをいま見透す千里眼があるかどうか。

 体力づくりで成果を上げるために必要なものは、ダイレクトに言って「負荷」です。

 負荷が強ければ成果が大きくなり、弱ければ変化はありません。

 自分の身体に強く負荷を掛けられる人、それをしたくなくて弱くしかできない人、その差で実力が決まります。

 頑張ると言うことは負荷を強く掛けるということ、成果を出すということも負荷を強く掛けるということ、ただシンプルにそれです。

 

 他人がいくら言ったって、自分で動かない限り伸びはありません。

 痛い辛いと言って嫌がる人、楽をしたいと思う人、面倒だと怠ける人、みんな成長はありません。

 運動技術能力を磨いていって高い技量を持つためには、負荷を強く強く掛けなくてはいけないのです。

 それができるアスリートとできないアスリートもどき、どちらかです。

 強いチームや強い選手はそれをやれる選手です。タフにやってのけるアスリート。

 ちょっとやそっとを嫌がって、手を抜きデタラメをすることしかしない選手が、勝てるはずもありません。

 勝負する前から、勝負はついています。

 

 次の代を見据えたときにその悪夢がどうも正夢となりそうであると、今年から顧問を任された新ヘッドコーチと意見が合致しました。

 今のうちから、新入生と二年生の新チームにテコ入れをしましょうと、こちらから提案をして、頭脳明晰で自身が選手として実績もあるコーチはその必要性をすぐに理解しました。

 まだ新年度は始まったばかりですが、いまに力を注ぎつつ、あくまで先々へも意識を向けておく必要があります。

 これはチームづくりの大原則です。

 そのときになってから、嗚呼困ったなどと嘆いても手遅れで、後手の修正はかなりの難問となります。

 あくまで次代を見透して、たった今を鍛えねばなりません。

 

 チームはたった一夜で、ガラッとその様相を変えてしまいます。

 心掛けひとつですので、行動が違えば今の代と次の代はまるで別次元のチームになることだってあり得ます。

 実際にそんな末路を、いくつも見てきました。

 今問題が表面化しているわけではありませんが、今からしっかりと手を打ちます。

 これがチームづくりの本当の面白さです。