梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

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学習脳が身につくのは授業の始まる小学校一年生からなのでしょうか。

 学習する脳というのはいつからつくられるのか?

 それは「勉強とはなにか」とじつは同じ問いです。

 皆さん勉強って言うと、学校での授業とリンクさせますよね。

 これは当然です。ほとんどの人が社会人になるまでの間を、学校へ通って学問を習うからです。

 小中高だけでも12年間、4年生大学を入れると16年間をほぼ毎日通い、一日中学問に触れます。

 生まれてから最初の20年ほどをほぼ学校で過ごすので、勉強と言えば学校の授業でおこなう学問を修得することになります。

 僕自信そのとおりでした。

 勉強とリンクするのは学校や塾で問題を解くことで、自分が好きでしていることは遊びという感覚でいました。

 でもこれはまったくの認識違いでした。 

 ものを覚えることはなんであれ学びです。

 学校で学ぶことじゃなくても、なにかを知ること、トライして上達することは勉強です。

 本人が遊びのつもりでも、真剣に取り組み、日々知識と知恵と技量を伸ばしていけたなら、それは実りがあります。

 できなかったことが、できるようになったのですからね。

 勉強と遊びは対極にあるものではありません。

 勉強ってそういうことではないんです。

 

 そこではじめに書いた質問です。

 人がものを学び始めるのはいつ頃なのでしょうか。

 勉強というものは学校で行うものだとすれば、小学校1年生かもしくは幼稚園に行く人はもう少し早くから授業が始まりますから、そのあたりからが勉強との対面です。

 では人間の学習する脳は、5〜7歳から作られ始めるということになりますか?

 そうじゃないですよね、脳は生まれた瞬間から活発に動いていることを、知らない人はいません。

 さらにお腹の中にいるときも、脳はすでにあらゆることを記憶しはじめています。

 それも一般的な話です。

 僕らは生まれた時点で勉強を始めていたのです。

 その時点で学習する脳はもうできあがっていますから、目に映るもの、聞こえるもの、触るもの、すべての経験を吸収していまがあります。

 学校の勉強うんぬんのレベルでは無いということです。

 

 とすれば学ぶ力のある人ない人の違いが生まれるのは、就学する前にあります。

 生まれてからすぐ脳の猛勉強が始まるのですから、そこで学ぶ習慣を身につけた人はのちの意欲や吸収力も上がるでしょう。

 反対に学ぶクセを付けられなかった人は、残念ながら学校へ入ってから学問を教わっても物覚えは悪いでしょう。

 もちろんそこから頑張ってエンジンが掛かることだってあり得ますから、すべてが決まってしまうわけではありません。

 ただもっとも吸収力の高い乳幼児の年代に、生活の中で学ぶ環境をつくれなかったとしたら、相応の苦労は覚悟しなくてはいけないと思います。

 実際に何の知識があるとかっていうことよりも、学ぶ脳をつくることに意義があります。

 それはまた明日アップします。