梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

運動の専門家が子どもたちの成長をスポーツ*子育て*教育など、あらゆる視点から応援します

蛙の子は蛙、それはつまり子育てを正しく悟りなさいということです

 僕は一貫して、人を育てるのは外の世界だと思っています。

 だから我が子を鍛えてもらうのも、家族や親ではなくそこを飛び出した先の社会生活だという考えを変えません。

 その上で、子が一番手本とし影響し吸収していくのは外にいる誰かではなく、目の前にいる家族であることも自覚しています。

 つまり親です。

 家族は一緒に成長するひとつの輪であり誰よりなによりも強く繋がっていますから、あらゆることがそっくり似ていきます。

 コピーと言ってしまうとオリジナリティ(個性)を否定してしまいますが、生まれてから成長していく過程ですべてにおいて根っこにあるのは父親母親の存在です。

 話し方、使う言葉、しぐさ、生活態度、ものの見方、価値観、人との付き合い方、あらゆる親の表現が子の背骨になります。

 たとえ見えなくてもそこにたしかにある空気感、雰囲気に包まれて、自然と似たもの親子になるんですね。

 

 影響の大きい順番は、姉妹兄弟よりも親、祖父母よりも親、また親の中では父よりも母です。

 自分の取っている行動が子に伝わると思えば、まず自らの生き方を正さなくてはいけないと必然的に考えるようになります。

 マァどう感じるかも人それぞれですけども、僕は素直にその責任を理解しました。

 自分の影響でこのような行動になっているんだなと思うようなことも、すでにしてたくさん痛感していますし、そういうことは我が胸を突きます。

 たとえごく小さくとも、心の闇を抱えてしまう原因になるかもしれません。

 子は親はじめ、家族から学んでいきます。

 とすれば良いことも悪いことも見境なく、そっくりまるごと吸収して自分の中で育てていくのですから、子にプラス面が多ければ親のプラス面が多いということだし、マイナス面が目立つのもそれと同じです。

 

 もうそうなれば親としてすべきことは唯一つ、我が人生を鍛えることです。

 子へどう躾をするなんてことではなく、親が自分の生き方を今一度見つめてみて、これからをプラスにしていく努めが子育ての足下ではないでしょうか。

 親づら、大人づらしている余裕は、僕にはありません。

 いまは自分の人生を鍛えることで精一杯です。

 

「子に向かってなにか言って聞かせるほど、おまえ自身はちゃんと生きているのか?」

 

 迷いや違和感を胸の中で感じたとき、いつも自分に問い掛けています。

 答えは子が教えてくれます。

 自分の人間としての程度は、これから子がどう成長するかで天に評価されるでしょう。

 

 子育てとは、自分を精一杯生きることに本質があると確信しています。