僕たちの身体は左右均等ではありません。
腕と脚は二本あり、同じものですが当然独立したパーツですからそれぞれに動きます。
だから似て非なるものです。同じ腕でも同じようには動きません。
それは生活をする上で、左手でコップを持ち右手で歯を磨くような行為を想像すればわかるはずです。
二本の腕で別々の作業を行い、時間や日毎に役割を交代させることはありません。
そんな身体の使い方をしている事だけを見ても、我々の左右は非対称であると理解できると思います。
▽左右差は無くならない
よく左右差を気にする人がいます。ほとんどの人が危ういと考えているはずです。
とくにコーチ、トレーナー、医師や治療家ならば。
筋力や身体の使い方があまりにも偏ってしまい、一方の負担が大きくなってパンクしてしまうことがあります。
またそれで弱い方に痛みが出ることも。
それらは改善する事が求められますが、一方で左右差を無くそうとするのはまた別の論点です。
実際は、極端に弱いこと、もしくは許容を超えて強すぎることがパンクの原因です。
主には差の問題ではないんです。
身体のコンディションやスペックに合わない強すぎる筋力や筋量。
反対に弱すぎて負荷に耐えきれない身体。
それらが起こる問題の根っこです。
だったら個別に鍛えるのが自然と考えます。
差を無くすと言うよりも、弱いものを強くするということですね。
▽利き目をこうやって調べられます。
両手の親指と人差し指で、小さく三角形を作ってください。
標識でも部屋に飾っているポスターでも、遠くにある何か目標物を手で囲んで、右目左目それぞれ見比べてみましょう。
目標物がそのままの目と、消える目があります。
見え続ける方が利き目です。
腕や脚などは、皆さんもう知っていますね。
よく使う方とはつまり上手く使える方という事ですから、左右差はどうやっても出ます。
それを左右均等にしようとすることは、正直に言えばあまり賢明じゃありません。
自然界の構造自体が非対称なのですから、それに抗しても仕方ないんです。
不必要に左右差を原因に考えないようにしましょう。
その辺の話を、またレポートで出したいと思います。
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